科学
科学による変革をもたらす治療の推進
ギリアドは、全ての人々のためにより健康的な世界を創造するため、ウイルス性疾患に対してさらに大きなインパクトをもたらし、がんおよび炎症性疾患領域において新たな分野を開拓しています。

治療におけるリーダーシップ
ギリアドは35年にわたり、アンメットニーズの高い領域において、革新的な医薬品の創薬、開発および提供を行っています。また、HIVを死に至る病からコントロール可能な疾患へと変容させるとともに、世界のC型肝炎を有する数百万人の人々の治癒に貢献してきました。当社の数十年にわたる新興ウイルス研究により、初のCOVID-19治療薬の承認を取得し、皆さんに提供することができました。さらに細胞療法に重点を置くギリアド・カンパニーのKiteと連携し、さまざまながんに対してインパクトをもたらしています。
イノベーションや医療アクセスの向上への取り組みで知られるギリアドは、2019年に設定した「2030年までに10以上の変革をもたらす治療薬を提供する」という大きな目標達成を目指しています。
ギリアドにおけるウイルス領域
これまでの実績
ギリアドは、抗ウイルス薬開発のリーダーでありパイオニアとして、HIVを死に至る病から予防可能な慢性疾患へと変容させました。また、HIV治療における初のシングルタブレットレジメンを開発し、治療および予防選択肢における安全性、利便性および有効性向上に継続して取り組んでいます。肝炎領域では、C型肝炎の治癒に貢献する薬を開発し、B型肝炎も当社の治療薬でよりコントロールしやすい疾患へと変容させました。さらに、世界が必要としている時に、COVID-19治療薬として初の承認を受けた抗ウイルス薬の提供に尽力しました。
こうした進歩は、当社の世界有数の科学への投資、コミュニティパートナーとの深いつながり、および長きにわたる健康の公平性拡大に対する取り組みの成果によるものです。
現在の重点領域
現在、当社はウイルス学におけるこれまでの実績を基盤として、HIV予防と治療の選択肢となる長時間作用型の薬剤を開発を行うとともに、コミュニティパートナーとの協力してHIV流行終結に向けて取り組んでいます。同時に、B型慢性肝炎やD型慢性肝炎の新たな治療薬を開発し、世界での肝炎撲滅を目指しています。
今後の展望
世界における全ての人のためにHIV流行を終結させるまで、ギリアドは決して歩みを止めません。最終的には、HIVおよびB型肝炎の治癒を可能にする医薬品開発に取り組むとともに、今後発生する可能性のある感染症に対する準備を進めていきます。
同時に、ギリアドは、心に思い描くより健康的な世界の実現には、治療薬の提供だけでは不十分であると認識しています。パートナーと密接に連携して、健康の公平性を推進するとともに、ウイルス蔓延の加速や、治療アクセスに影響を及ぼす障壁を取り除くことに尽力します。
オンコロジー領域での実績
イノベーション
ギリアドは、次世代の治療薬、併用療法およびテクノロジーを駆使してイノベーションを起こし、オンコロジー領域のポートフォリオを拡大することで、がん患者さんに新たな治療選択肢をもたらします。この数年で、ギリアドとKiteは50カ国以上において8つの適応症で承認を取得し、細胞療法や治療が困難な転移性がんの治療薬など、主要分野でオンコロジーのプラットフォームを拡大しています。
ギリアドは、大切な人ががんによって奪われることに立ち向かい、オンコロジーコミュニティと積極的に連携し、がん治療に対する公平なアクセスを追求しています。
インパクト
ギリアドは、2030年までに世界の500,000人以上のがん患者さんの生活に貢献したいと考えています。
炎症性疾患治療を前進させるイノベーション
次世代治療薬の開発
炎症性・線維性疾患治療には、効果的な治療薬が必要です。昨今の進歩にも関わらず、依然として多くの人々の治療選択肢は限られ、症状や病勢進行が引き続き認められています。
これらの疾患の多くは、課題はあるものの、長期寛解、または一部のケースでは治癒が可能だと考えています。効果的な治療薬をできるだけ多くの人々に届けるという希望を持って、過去の実績や学びを活用し、現在の研究に生かしています。
専門知識の活用
ギリアドは、原発性胆汁性胆管炎(PBC)、炎症性腸疾患(IBD)、皮膚エリテマトーデス、代謝機能障害関連脂肪肝炎(MASH)などを含む、炎症性・線維性疾患とともに生きる人々のニーズにこたえるため、新たな治療薬を研究しています。
ギリアドは、これらの慢性的な症状や患者さんの生活への負担を解消するために、パートナーシップのネットワークおよび免疫学における幅広い専門知識を活用し、さまざまなプログラムを進めています。