主要領域

ギリアドは、ウイルス領域やがん、炎症領域におけるアンメット・メディカル・ニーズに応える医薬品を提供することにより、世界中の患者さんの治療を前進させることを目指しています。私たちは、社内での研究開発に加えて、学術界や産業界のパートナーとの協力関係を通じて、これを実現しています。

1987年以来、ギリアドは25種類以上の革新的な医薬品を製品化し、HIV、ウイルス性肝炎、がんなどの疾患を抱える人々の治療に変革をもたらしてきました。

HIV治療の変遷

ギリアドは、HIVとともに生きる人々やHIVの感染予防を求める人々に対し、HIV治療における初の単剤レジメン、HIV感染のリスクを減らす初の曝露前予防(PrEP)である抗レトロウイルス療法(国内では未承認)など、かつて不可能と考えられていたHIVケアの変革に貢献してきました。

私たちはHIV領域において、予防から治療、そして治癒というHIVケアの研究に取り組んでいます。私たちは、HIVとともに生きる人々やHIVの感染リスクのある多様な人々のさまざまなニーズや嗜好に対応できるような長時間作用型の治療選択肢を開発することを目指しています。

私たちのイノベーションに対する取り組みは医薬品の開発だけでなく、医薬品へのアクセスの促進にもつながり、革新的な医薬品へのアクセスを世界的に広げていくために業界をリードするプログラムとパートナーシップも作り上げました。また、HIVとともに生きる人々の生活を向上し、HIV治療の未来を形作るために包括的な科学の推進を約束します。

さらに、ギリアドはHIVに関わる人々と協力し、HIV感染の根本的な原因の解決に取り組んでいます。私たちは、HIV治療と予防における格差を低減し、医療従事者に対する教育を推進し、彼らが医療を提供するコミュニティを支援していきます。

C型肝炎、B型肝炎、D型肝炎

ギリアドは、HIV研究に注いだ粘り強さ、イノベーションとフォーカスをC型肝炎にも向け、C型慢性肝炎の治癒に向けた治療薬を4年間に4品目送り出しました(国内では3品目)。今までに400万人以上がギリアドの医薬品による治療を受けました。これからも世界各地のより多くの方々にお届けできるように活動を続けます。また、B型慢性肝炎については 20年間にわたり革新的な治療薬の開発の最前線で活動しており、治癒の可能性を探る数々の研究を積極的に進めています。2021年、MYR GmbHの買収により、D型肝炎ウイルス感染症に対するEUでのファースト・イン・クラスの治療薬を追加し、この分野での強みを強化しました(国内では未承認)。

COVID-19治療における革新的な技術開発

COVID-19流行初期、私たちは、当時研究中で前臨床試験において他のコロナウイルスに対する可能性を示していた抗ウイルス剤の開発に向けて、数十年にわたる抗ウイル領域における知識と社内リソースをもとに、パンデミックの負担軽減に取り組む患者さんや地域社会に対し迅速に応えました。

現在までに、ギリアドのCOVID-19治療薬は、世界で1,300万人以上の患者さんに提供されています。また、ギリアドは、ジェネリック医薬品メーカーとボランタリー・ライセンス契約を締結し、資源が限られた125カ国以上にCOVID-19治療薬の供給をさらに拡大することを目指しています。

がんとともに生きる患者さんに生きる希望を届けるために

がんという疾患に対して大胆に開発を進めていくためには、パートナーシップ、画期的な技術、これまでにない併用療法に基づいた戦略が必要となります。ギリアドは、我々のサイエンスのフレームワークに基づき、深く幅広い多様なパイプラインを急速に構築しつつあります。抗体薬物複合体および低分子医薬品から、細胞療法に基づくアプローチまで、ギリアドの研究開発プログラムは、がんとともに生きる患者さんの可能性を作り出しています。

ギリアドのオンコロジー領域の活動は、十分な治療を受けられずに見過ごされている、治療が困難ながん患者さんに、可能な限り最善の結果をお届けするために全力を尽くしている有能なチームによるものです。ギリアドのパイプラインおよび臨床開発プログラムが成熟し拡大していくと同時に、ギリアドは引き続きこのオンコロジー領域で、社内および社外との連携を通じ、大きく成長していきます。

私たちの大きな望みは、現在の固形がんと血液がんの標準治療を置き換えていくことです。2030年までに革新的な適応で20以上の承認を取得すること、50万人を超えるがんとともに生きる患者さんの人生に良い影響を与えること、この2つを目指しています。

炎症性疾患領域で革新的な医薬品の開発

ギリアドは、炎症性腸疾患などさまざまな炎症性疾患を抱える人々のより健康的な生活の実現を目的に、新たな医薬品の開発を進めています。また、非アルコール性脂肪肝炎や原発性硬化性胆管炎などの複雑で治療が困難な線維性疾患の開発にこれまで培ってきた専門知識を活かしています。

侵襲性真菌感染に対するこれまでの取り組み

ギリアドは30年にわたり、侵襲性真菌感染症、特にアスペルギルス症、カンジダ症、内臓リーシュマニア症(VL)クリプトコッカス性髄膜炎の治療に注力してきました。私たちは治療を必要とする全ての人が抗真菌薬による治療を受けられるよう改善を続けています。

医療専門家向けの治療分野と製品に関する情報

医療従事者向けポータルサイト G-Station Plus