ペイシェントアートプログラム2018

第2回となる写真・絵画コンテスト2018の受賞者決定!
B型/C型肝炎の治療と向き合い、写真と絵画で“自分”らしい笑顔の日常を表現

当社は肝炎ウイルスの啓発や、感染者への社会的支援の輪を広げることを目指して、近年写真・絵画コンテストを開催しています。第2回となる今回のテーマは、「“自分”らしく笑顔で過ごす日常」。全国のB型・C型肝炎の患者さんから、写真、絵画部門にご応募いただき、2019年2月13日に受賞作品が発表されました。
本コンテストでは、B型肝炎/C型肝炎を患い治療に専念されている、もしくは既に克服された方を対象に、ご自身の“自分”らしい笑顔で過ごす日常を表現した「写真」「絵画」を2018年5月より募集しました。全国より寄せられた応募作品の中から書類審査を通過した作品について、米澤敦子さん(東京肝臓友の会 事務局長)、同疾患治療の権威である八橋弘先生(独立行政法人国立病院機構長崎医療センター臨床研究センター長)のご協力を得て、審査選考をさせていただきました。
代表取締役社長のルーク・ハーマンスは、「ギリアドは、新薬開発により患者さんにより良い治療をご提供し、患者さんの生活の改善に役立つことが責務と考えおり、患者さんの声を直接伺う機会を大切にしています。今回ご応募いただいた全ての作品から、患者さんがどのようなお気持ちで病と闘っておられるか、改めて実感いたしました。ギリアドは、今後も治療法の開発だけでなく、社会における肝炎に対する理解や認識を高められるよう努めて参ります。」と述べています。
【表彰式 グランプリ、準グランプリに入賞された方々との記念撮影】
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B型肝炎/C型肝炎の治療は日々進歩しています。しかしながら、“沈黙の臓器”とも言われる肝臓は、自覚症状がでにくく、炎症が長期化すると、肝硬変、肝がんのリスクが高まります。当社では、肝炎領域の治療薬に取り組む企業の社会的責任として、肝炎に対する社会の理解や認識をより深め、早期受診や治療のきっかけをサポートする社会づくりを、本コンテスト等を通じて目指して参ります。
<コンテスト実施概要>
・募集期間: 2018年5月30日(水)~11月30日(金)
・募集作品: B型肝炎/C型肝炎の治療に向き合う、もしくは治療を終えた後の
“自分”らしく笑顔で過ごす日常を表現する写真、または絵画
※「絵画」は、油彩、水彩、イラスト、ちぎり絵のいずれか
・テーマ: “自分”らしく笑顔で過ごす日常
・応募資格: B型肝炎/C型肝炎を治療中の方、または治療を終えられた方
※ 国内在住者に限らせていただきます。
※ 当社治療薬を服用したことがある方に限らずご応募いただけます。
・審査委員: 独立行政法人国立病院機構長崎医療センター 臨床研究センター長 八橋 弘 先生
東京肝臓友の会 事務局長 米澤 敦子 様
ギリアド・サイエンシズ株式会社 開発本部長 表 雅之

<グランプリ・準グランプリ入賞作品について>
● グランプリ
<C型肝炎 写真部門>
満天星の世界神田 豊太郎 かんだ とよたろう 様(東京都)
満天星の世界
【作品への想い】
昨秋の深夜午前2時、妙義山南麓の撮影地点に到着。寒風吹き抜ける中、北極星の位置を見定めつつ長時間撮影を開始。ファインダー越しに見る黒々とした妙義の岩峰は、二十数年にわたるC型肝炎との斗いを、その先の満天の星空は完治後の生きがいともなった私の撮影生活の進展を約束しているかのような、感慨深い光景であった。
寸評
吸い込まれるような満天の星空と険しい山々の構図が印象的で、作者の闘病への想いが投影されているように感じる素晴らしい作品です。また、夜空に輝く星は作者の今後の明るい未来を表しているようにも感じられる、心に響く作品です。
受賞者のコメント
20数年前に肝炎になった時は、難病のひとつと言われていました。治療に効果が出ず苦しんだ時期もありましたが、素晴らしい薬の登場により数週間でウイルスを排除することができました。健康になり、闘病中はできなかった星の写真撮影が叶い、今回その作品で受賞をいただき、心より嬉しく思います。
<C型肝炎 絵画部門>
20世紀に忘れて来た春!平賀 正二 ひらが しょうじ 様(愛知県)
20世紀に忘れて来た春!
【作品への想い】
目標を大きく掲げて健康と自信に満ち、活動中の五十代の半ば、突如、ウイルス性のC型肝炎に倒れ、以後、度重なる病に見舞われ、掲げた夢も開花までには至らずあきらめと失望の繰り返しの17年間は”花咲く春を実感する”ことがほとんど出来ない歳月でした。しかしながら幸運なことに「飲んで治す夢の新薬」によって、人生の終盤を”喜びと幸せな毎日”に取り戻すことができ本当に嬉しく感謝の気持ちでいっぱいです。
「私の20世紀に忘れて来た春!」と題して過去の苦しみやネガティブな想いは、全てを画面の中に、里山の中に、そして草花の下に埋め込んで、明日からの”自分”らしく笑顔で過ごす日常の春を表現した一作です。(一部抜粋)
寸評
桜の花ひとつひとつが丁寧に緻密に描かれており、とても美しい作品です。長い闘病生活をご経験され病を治すことができた喜びが花を描く一筆一筆から表れているように感じます。闘病中は春を感じられないこともあったようですが、治ったことにより春をやっと感じることができた喜びがひしひしと伝わってくる作品です。
受賞者のコメント
肝臓を患ったのは、中学生の時で半年休学しました。それから、およそ60年長期間の闘病の末、完治した後に描いた絵でこのような賞をいただき、喜びもひとしおです。私のように、働きながら治療で悩んでおられる方が最新の治療薬で1日も早く完治されることを願っています。
● 準グランプリ
<C型肝炎 写真部門>
挑戦、華結び!雨宮 悦子 あめみや えつこ 様(山梨県)
挑戦、華結び!
【作品への想い】
初孫の結婚にあたり、明るい未来を願って、バラの華結びに挑戦しました。振り返ればこの10年は、C型肝炎の影に怯え、ストレスから併発した病気や夫の自宅介護に苦しんだ時期でした。 こんな晴れ晴れとした気持ちで再び着付けを楽しめる日々が来るなんて、本当に夢のように感じます。都会に嫁ぐ孫娘よ、健康で幸せな人生を!!!
たそがれ藤墳 和久 ふじつか かずひさ 様(千葉県)
たそがれ
【作品への想い】
C型肝炎の治療で入院していたとき、インターフェロンの副作用に苦しみながらも、病室から眺めた夕陽は、明日への希望の光だった。回復した今は、大好きなカワセミの姿をカメラで捉えることに夢中。
人生の「秋」に差しかかっても、「たそがれ」は明日への希望の光。そこにカワセミの姿が見られれば、笑顔が溢れてしまう。私にとって「幸せの青い鳥」なのです。
<B型肝炎 写真部門>
命のバトン町田 延子 まちだ のぶこ 様(東京都)
命のバトン 命のバトン
命のバトン  命のバトン
【作品への想い】
三人の子供達には母子感染させてしまいました。
長男と子供達11月の連休に八幡平に行ってきました。深い雪をみて親子で大はしゃぎです。
娘は妊娠8ヶ月で大量出血し、母子ともに命の危機に瀕し、赤ん坊は脳がどんどん死んでいくと言われ、十分な説明もないままストレスを溜めていた私に娘は言いました。「今の医学はすごいよ。ありがたいよ。お母さん病院の悪口言っちゃだめ。」それから2年。それなりに自己主張のある小さな画伯誕生です。
生きもの大好き人間の次男は今年岩手盛岡の人とゴールインしました。最近は東京でも南方系のツマグロヒョウモンチョウを見かけます。今年はその親戚のウラギンヒョウモンを見ました。地球温暖化のおかげで生息域を広げたとは言え、この姿、しかも大食い。東京でくらすには苦労が多いことでしょう。「あなたたち東京は通過点として、盛岡をめざして欲しい。」
C型肝炎 絵画部門準グランプリ、B型肝炎 写真部門グランプリ、B型肝炎 絵画部門グランプリ、準グランプリについては、該当者なし
<審査委員からの総評>
八橋 弘 先生 (独立行政法人国立病院機構長崎医療センター 臨床研究センター長)
秀作が多かったので優劣つけがたく、審査が非常に難しかったです。作品それぞれに、応募者ひとひとりの人生が込められていると強く感じました。病気を克服された方、まだ治療中の方もいらっしゃると思いますが、ぜひ、このような機会を使って人生を投影させた作品を発表していただきたいと思います。
米澤 敦子 様 (東京肝臓友の会 事務局長)
作品自体も秀作が多かったのですが、作品への想いをたくさん書いてくださった方も多く、心に沁みる作品が多いと感じました。作品や作品への想いを拝見していると、私自身も治療経験があることから、闘病生活やウイルスを排除した後の喜びなど共感できることもあり、まるで私自身の想いが作品に投影されているかのように感じながら審査させていただきました。