偽造医薬品や医薬品の違法転用の拡大が世界的な問題として患者さんの安全を揺るがす大きな脅威となっています。

偽造医薬品とは

世界保健機関(WHO)によると、「偽造医薬品とは、同一性や出所起源に関して、故意に不正に偽造表示された医薬品」とされています。偽造医薬品には、ブランド医薬品やジェネリック医薬品を模して、表示通りの成分を含むもの、異なる成分を含むもの、有効成分の含有量が不十分なもの、また包装に偽造が施されているものなどが含まれますi。また、偽造医薬品には、正規に製造された製品もありますが、その包装や、製品の購入履歴・流通に関する文書に変更が加えられているものも含まれますii。加えて、ある市場で販売承認を得た正規品が違法に流通し、別の地域で販売されているものも含みます。

安全性

偽造医薬品は、患者さんに対し、時には深刻で命を脅かす健康上のリスクをもたらす可能性があります。WHOは、偽造医薬品には、品質、安全性と有効性が正規品と同等ではなく、有効成分をまったく含まないものや、含まれていたとしても正しい量で含まれていないもの、不純物を含むものなどがあると述べていますiii。また、偽造医薬品は、不衛生な環境下で製造されていたりiv、品質の維持に問題のある供給経路で流通していることがあります。そして何より、偽造医薬品は、患者さんの健康や製品の安全性を監督する規制当局の査察を受けていませんv

ギリアドの取り組み

ギリアドは、いまだ有効な治療方法がない疾患に苦しむ世界中の患者さんの医療ニーズに取り組んでいます。ギリアドの製品であるということは、製品の真正性と安全性を確保することがきわめて重要であることを意味します。

ギリアドの偽造医薬品対策チームは、商標の保護、法務、セキュリティ、サプライチェーン、品質、包装の専門家で構成され、ギリアドの医薬品の偽造や違法転用により患者さんの安全を損なう脅威に対処しています。ギリアドの偽造医薬品対策チームは、様々な対策を通じて、偽造医薬品の違法販売の検出、阻止、防止と報告を行っています。

偽造医薬品を販売しているサイトを見つけた場合は、厚生労働省(www.mhlw.go.jp)、あるいは、一般社団法人偽造医薬品等情報センターの「あやしいヤクブツ連絡ネット」(www.yakubutsu.com)に通報してください。

安全に医薬品を購入するために

医師の診察を受け、医薬品の処方を受けてください。処方された医薬品のみお使いください。処方された医薬品は、信頼できる薬局で受けとってください。

医薬品を使う前に、包装を確かめ、内容物に破損や異常がないか、以前に受け取ったものと違いはないか、毎回確認してください。薬局等が確認のため開封したり、1包包装等、他の包装形態にて処方されることもございますが、有効成分や服用量が異なるもの、使用期限の改ざんがあるもの、スペルミス(誤記載等)のあるもの、印刷の質が悪いもの、シールや包装が破損しているものは、偽造が疑われます。

本物かどうか疑わしい場合は、使用せず、医療従事者に問い合わせてください。偽造医薬品が疑われる製品については、かかりつけの医師または薬局に報告してください。

情報

http://www.fda.gov/Drugs/ResourcesForYou/Consumers/BuyingUsingMedicineSafely/
CounterfeitMedicine/
http://www.fda.gov/Drugs/ResourcesForYou/Consumers/BuyingUsingMedicineSafely/ BuyingMedicinesOvertheinternet/default.htm http://www.who.int/mediacentre/factsheets/fs275/en/


i世界保健機関、規格外・偽造医薬品に関する第1回国際会議(1992年)
ii欧州議会および欧州連合(EU)、ヒト用医薬品の偽造医薬品の法的サプライチェーンへの参入阻止に関する指令2011/62/EU (2011年6月8日)
iii世界保健機関、偽造医薬品:偽造医薬品対策措置開発に関するガイドライン(1999年)
iv世界保健機関、偽造医薬品、ファクトシートNo.275更新(2016年1月) http://www.who.int/mediacentre/factsheets/fs275
v世界保健機関、偽造医薬品:偽造医薬品対策措置開発に関するガイドライン(1999年)

ギリアドは、生命を脅かす 疾病を持つ世界中の 患者さんの、いまだ満た されていない医療ニーズに 応えるべく努めています。